こんにちは!まっしーです。
”中性脂肪”ってなんだかわかりますか?
健康的なダイエットを考える場合、体重や体脂肪率だけを気にしているだけでは足りません。
太ってメタボな人はたいてい中性脂肪が高くなっていると思います。
会社などで定期的に健康診断を受けている方は把握できますよね。
自分の中性脂肪がどのくらいになっているかを把握することは、自分の体の状態を知る上でもとても大切なことです。
長い間中性脂肪の値が高いままだと、脂肪肝や肥満、動脈硬化になるリスクが高いと言われています。
自分の中性脂肪の状態がわからないという人は、一度調べてもらった方がいいですね。
ダイエットをしている人は、一定期間取り組んだ前後で検査できれば、ダイエットの効果も確認できて一石二鳥です。会社の健康診断を活用するといいでしょう。
中性脂肪についてよく理解して、健康的なダイエットに役立てていきましょう。
中性脂肪とは何か
中性脂肪とは、脂肪の一種。
「トリグリセリド」、「トリアシルグリセロール」とも呼ばれています。
食べ物に含まれる糖質や脂質は、小腸で吸収し血液中に取り込まれてエネルギー源となります。
通常、生命活動のエネルギーとして使われますが、糖質や脂質が多く含まれているものを食べ過ぎたり、飲み過ぎたりして余った余分なものは肝臓や皮下に体脂肪として蓄えられます。
その主成分が中性脂肪です。
- 糖質や脂質は生命維持に必要。
- 余分なものは蓄積される ← 中性脂肪
中性脂肪になる栄養素
脂質
脂質の大部分は中性脂肪として摂取されます。
中性脂肪は脂肪酸とグリセロールとに分解され、脂肪酸はたんぱく質と結合した状態で血液中に流れ、内臓や筋肉のエネルギー源となります。
グリセロールはエネルギーを生み出したり、再度中性脂肪を合成するために使われます。
炭水化物
炭水化物は腸内で糖類に分解され、脳や筋肉を動かすエネルギーとなる栄養素です。
余った糖類は肝臓と筋肉内にグリコーゲンとなって蓄えられ、血糖の維持や筋肉を動かすときにエネルギー源として利用されます。
余ったグリコーゲンは肝臓や脂肪細胞に中性脂肪として蓄えられるので、炭水化物、糖質の摂りすぎに注意しなくてはなりません。
タンパク質
タンパク質はアミノ酸に分解され、各組織の新陳代謝に使われますが、血中の余分なアミノ酸は肝臓で分解されて糖質に変化し、余分なものは肝臓や脂肪細胞に蓄えられます。
ただ、糖質や脂質のようにすぐに脂肪に変わるわけではないので中性脂肪増加への影響は少ないと考えてもいいかもしれません。
中性脂肪が高くなってしまう原因
なぜ中性脂肪が高くなってしまうのでしょうか。
考えられる原因は、
- 食べ過ぎ
- アルコールの摂り過ぎ
- 運動不足
が主なものとされています。
中性脂肪は、食事で糖質や脂質の多いものを摂りすぎたり、また運動不足でエネルギーが消費されないと、余ったエネルギーが中性脂肪に変化します。
また、アルコールは、肝臓で水と二酸化酸素に分解する際に中性脂肪の合成を促進する酵素を発生することで、結果的に中性脂肪が増えます。
お酒を飲むと食欲も増しますので、注意が必要ですね。
中性脂肪の影響。中性脂肪が多いと病気になる?
病気のリスクが高まる
肝臓が中性脂肪の量をコントロールしていますが、肝臓に負担がかかったり、肝機能が低下すると、過剰に脂肪が蓄積されて脂肪肝になってしまいます。
そうなるとメタボリックシンドローム、いわゆる肥満につながったり、高脂血症になっていったりします。
また、中性脂肪が高いと動脈硬化の原因になったりするので注意が必要です。
すぐに病気にならないとしても、中性脂肪が高い状態が続いてしまうと重い病気になる恐れもあることから、中性脂肪の値は注意して見ておいた方がいいと思います。
尚、太っていない人は中性脂肪が低いということではありません。
太っていない人でも中性脂肪が高い人はいますので、誰もが気にしておく必要がある項目と考えておきましょう。
中性脂肪を減らそう!
中性脂肪値が高い人の改善策としては、糖質・脂質を控えめにした食事などの食生活の改善と適度な運動となります。
これはダイエットをする人においても同様です。
食生活や運動などの生活習慣を見直すことで、十分に中性脂肪対策はできるでしょう。
まとめ
生きていくためのエネルギーとなる中性脂肪は必要なものなので、ゼロがいいということではありません。
どんな栄養素にも言えることですが過剰になるのはよくないです。
日頃からバランスの良い食事と適度な運動を習慣づけていきましょう。
ダイエットというよりも健康維持、健康増進の観点から中性脂肪について考える方がいいと思います。
健康診断などで検査をした際には、肥満や健康の度合いを測るバロメーターとして必ずチェックしましょう。
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