私は不整脈に21年間悩まされてきました。
ずっと心房性の期外収縮と言われて薬を服用していました。
ところがある日、いつもと違う自覚症状に不安を感じ循環器専門のクリニックで診察を受けたところ、発作性心房細動あることがわかり、医師の勧めもあってカテーテルアブレーションを受けました。
おかげさまで今では発作の苦しみから解放され、快適に生活することができています。
今でこそカテーテルアブレーションを受けて良かったと思っていますが、決断に至るまでにはいろいろ考えました。
このページでは、手術の決断をするのに考えたことをまとめます。
カテーテルアブレーションを受けるかお悩みの方の参考になれば幸いです。
カテーテルアブレーションの合併症は?
一番最初に知りたかったのは、
カテーテルアブレーションのリスクってどんなものがあるんだろう?
最初に知りたいと思ったことは「カテーテルアブレーションのリスクです。
合併症とかですね。
心臓を直接触るわけですから、気にならないわけはないですよね。
大切なことは正しく知って、正しく怖がること。
私の場合、3泊4日の入院期間でしたが、心臓の手術であることに変わりはないわけで、
それなりにリスクは高いのだろうと思っていました。
ただ私は、
- 不整脈の苦しさから早く解放されたいという思いが強かった。
- 心房細動が原因で、脳梗塞や心筋梗塞を起こすのが怖かった。
という理由から、手術をしないという選択肢は考えにくかったです。
リスクについては漠然と不安がるのではなく、ちゃんと知って覚悟すればいいと思っていました。
手術の説明のときにも話がありましたが、確率的にはかなり低いそうです。
手術で辛いことは?
私が実際に、カテーテルアブレーションのために入院したときに体験したことを基にまとめます。
病院によってもメニューが違ったりしますので、あくまでも1例としてご覧ください。
入院中の主な内容と辛かったこと。
経食道心エコー
ネットで他の方の体験記を見てみると、喉の麻酔だけでかなり辛いという記述もありました。
私の場合は静脈麻酔?鎮静剤?により寝かされての検査でしたので、全く問題ありませんでした。
検査中の記憶がありません。
口に含む喉の麻酔もコーヒー味の冷たい氷のようなものでしたので、全く問題ありませんでした。
ただ喉が麻痺してくる感覚と緊張から、検査で寝かされるまでの間ずっとえづいていました。
寝かされるかどうかは病院によって違うようです。
X線CT
こちらも辛いということはありませんでした。
造影剤も腕に挿してある点滴の口から入れるので痛い思いは皆無。
ただ造影剤を流し込まれると、体に熱いものが流れるような感覚とともにおしっこを漏らしたかのような感覚が股間をめぐるのが気持ち悪かったです。
尿道カテーテル
この尿道カテーテルも辛いことランキングの上位にありますね。
実際、私もそれなりに痛かったです。管を入れる時も抜く時もほんの3秒程度なのですが、私は初めてということもあり力が入っていたかもしれません。
管を入れた後、常におしっこをしたいような感覚が最初は馴染めませんでした。
手術本番
鼠径部の局部麻酔だけ行い、意識がある状態で手術する病院もあるみたいですが、私は全身麻酔でしたので、手術室で秒殺で寝かされて以降、病室に帰ってくるまで一切記憶がありません。
他の病院では意識がある中でアブレーションをするところもあるようです。
不整脈を誘発しているときなどは気分が悪くなるとか。
全身麻酔でよかったです。
術後の安静時間
これはどなたも辛いことランキング1位になるのではないでしょうか。
8時間起き上がるどころか寝返りも禁止されましたので、腰が痛くて痛くて...。
まだ時間があまり経っていないうちは眠って時間を稼ぐこともできたのですが、ある程度時間が経つとそれもできないほどでした。
腰痛持ちの方はあらかじめ看護師の方に申し出ておいたほうがいいと思います。
それと、麻酔のせいなのか、人によって術後に食事をすると吐き気を催すようです。
私も手術当日は、夕食に用意されていたおにぎりを食べて気持ちが悪くなりました。
カテーテルアブレーションの費用は?
別のページに詳細を記述していますが、カテーテルアブレーションの費用は大体200万円くらいです。
健康保険適用で3割負担ということで言えば、60~70万円程度といった感じでしょうか。
それでも1回で支払うのは厳しいですよね。
高額療養費制度や健保の限度額適用認定証の利用などにより、窓口での負担は10~20万円程度になります。
カテーテルアブレーションをどこで受けるか。
いろいろ調べたり考えたりして手術を受ける覚悟ができたら、最後に決めるのはどこでカテーテルアブレーションを受けるかですね。
心臓の手術なので、やはり信頼おける病院で受けたいですよね。
病院の情報はこちら
→ ”クリニック受診から入院決定までの経緯”はこちら
私がチェックしたポイントは
- 症例数
- 不整脈専門医がいるか
- 病院の口コミ
- 家からの距離
などです。
最後に
ネットでも本でも情報はたくさんあります。
最終的には自分で決断するわけですが、ご自分で納得のいく病院で受けることが大切だと思います。
そして、カテーテルアブレーションを受けようと思っているのであれば、少しでも早く受けた方がと思います。
適用になるかどうかということはありますが、心房細動の場合は慢性化すると治りにくくなるみたいなので、早く不整脈専門医のいる病院に行って相談することをおすすめします。
1日でも早く不整脈の呪縛から解放されることをお祈りします。
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