日本国内での心房細動の患者数は100万人を超えると言われています。
心房細動から脳梗塞を起こすこともあり得ることから注意が必要です。
その心房細動の原因について簡単にまとめてみます。
心房細動の原因は何?
私は2018年6月にカテーテルアブレーションを受けました。
術後、5ヵ月半程度は期外収縮らしき不整脈が月1程度で集中して出たりしましたが、今はほとんど意識しなくてすむくらい安定しています。
薬を飲むことを気にしなくていいということがとても快適です。
私がアブレーションした場所
私が発作性心房細動の治療として受けたカテーテルアブレーションの内容について書いてみたいと思います。
そもそも私は、発作性心房細動の治療のためにカテーテルアブレーションを受けました。
アブレーションで焼灼した場所は、
- 肺静脈の付け根
- 上大静脈の入り口
- 三尖弁の付け根
の3ヵ所。
入院前に調べていた内容では肺静脈の付け根を焼くというのが多数だったので、3ヵ所もやるという説明を聞いたときはちょっとびっくりでした。
でもせっかく決心して手術を受けるのだから、考えられることはすべてやってもらおうという気持ちでした。
後で調べてわかったことですが、三尖弁の付け根を焼灼するのは心房粗動に対する処置みたいです。
私にも心房粗動があったのかは確認していませんが、手術前日の執刀の先生の説明のときに”検査はするけど念のために焼いておきます”と言われたと思います。
3ヵ所の焼灼で、時間にして3時間ちょっと。
肺静脈の付け根部分の隔離だけだったらかかった時間は短かったと思います。
全身麻酔でのことなので、全く実感がありませんでしたけどね。
鼠径部に残る傷跡を見ると「あ~本当にやったんだな」って気になりました。
そもそも心房細動の原因は何だろう!?
手術前、暇さえあれば経験者のブログや病院のHP、Youtubeにアップされている動画などを見て心房細動についていろいろ調べていました。
心房細動はそのほとんどが肺静脈の入り口付近から発せられる電気により、心房内で電気の流れが旋回を始め異常に早く興奮してしまうことにより起こるということでした。
私のアブレーション箇所の一つにも肺静脈の付け根がありますので、私の場合も肺静脈からの異常電気信号が原因とみられます。
心房細動発生のメカニズムはそうかもしれないのですが、なぜ肺静脈の周辺から電気が発せられてしまうようになるのかということは疑問ですね。
それが本当の原因。
人間は、心臓が動くための電気を”洞結節”から送るようになって生まれてきます。
ところが、年をとったり、甲状腺機能亢進症などの病気になったりすると、洞結節以外の変な所から電気を流すようになります。
その変な場所で最も多いのが、左心房に直結する肺静脈の付け根にある箇所で、生まれてくる前にはそのあたりからも電気信号が出ていたみたいです。
そこが再び信号を発してしまう。
そして非常に高い頻度で電気を流してしまうため、頻脈の発作になってしまうみたいです。
また加齢により、心房の筋肉が変質することで電気の伝わり方が一定でなくなるため、局部的な通電と断線が起こり、電気がぐるぐる回る(旋回)するようになってしまいます。
それで”頻脈且つ脈がバラバラ”になってしまうようです。
もともと人間の心臓では、洞結節以外からも電気がつくられていたんですね。
それがあるきっかけで再開してしまう。
加齢や病気、ストレスも原因と書いてあるHPもありました。
アブレーションは、焼灼という手段で異常な電気の通り道を遮断することなので、上手に焼灼できれば心房細動が治まるということなのでしょうね。
術後の状況
昨年の11月までは時折頻繁に期外収縮が出て”うわっ”と思うこともありましたが、12月以降は極めて落ち着いています。
このままの調子で期外収縮も出なくなることを期待しています。
アブレーションを受ける前は、飲みすぎたり食べすぎたりしたときはよく期外収縮が出ていました。
寝不足も同じです。
再発防止のためにも、心臓に良くないと思われることはやらないよう徹底したいと思います。
やっぱり少し痩せないとだめかな~。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
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